冬の車中泊、準備しておきたいグッズは?
2017/05/14
冬の車中泊は何といっても寒さ対策
車の外は氷点下、そんなとき、車内の温度もどんどん下がります。
アイドリングは禁止!
あまりの寒さに、思わずエンジンをかけてアイドリング・・・
でも止めてください。
高速道路のサービスエリアならまだしも、道の駅などの駐車場では、基本、アイドリング禁止。
エンジン音が周囲の迷惑になることも多いのです。
そして、非常に重要な理由、命の危険がある理由があります。
それは、降雪。
寒い冬の夜、降雪地帯では一晩に30cmも40cmも雪が積もるのは普通にあります。
いえ、降雪地帯でなくても、昨今の異常気象で、急にドカ雪が降ることもあります。
そんなとき、アイドリングをしたまま寝てしまったら・・・
これは命に係わる一大事。
なぜか。
雪でマフラーが埋まってしまうと、排気ガスが行き場を失い、車内に逆流、充満します。
その結果、車の中で一酸化炭素などによる中毒になってしまい、最悪の事態も起こってしまうのです。
ですから、アイドリングしない前提で、寒い冬の夜間をしのぐための準備を、怠りなくやりましょう。
カーテンなどの窓をふさぐものを準備
カーテンは、掛け布団1枚分、なんです。
つまり、室温の低下をある程度抑えてくれます。
何となくお洒落な、レース生地のカーテンはダメ。
断熱性に優れたもので、窓という窓をふさぎます。
ここでお勧めしたいのは、たいていの車にカンタン装着できる、遮光性の高いもの。
CARBI カービ自動車用 健康&ファッションカーテン 遮光ブラックタイプ Mサイズ 「CB-50A」
簡単に取り外すこともできるので、不要な場合は、取り外して本体をしまっておけるし、丸洗いもできます。
もちろん、フロントガラスにも対策をしないといけません。
でも、フロントガラス用のカーテンなど、どこを探してもないので、サンシェードをカーテンの代用にしましょう。
やっておけば、ま、何もしないよりはまし。
フロントガラスは、サンシェードで代用する!
でも、カーテンって隙間ができてしまうもの。
カーテンの裾は、ビニールテープで固定しましょう。
(紙製のガムテープは最悪です。剝がすとき、取り切れず、テープの跡が残ってしまう!)
こんな感じにできればうれしいですね。
次は、毛布か寝袋。
毛布を人数分、でもいいのですが、けっこう嵩張ります。
ただ、女性は冷えに弱い人が多いので、1枚ぐらいは用意しておきましょう。
そして、何り「寝袋」がお勧め。
いろんな種類が出ていますが、窓をふさぐ、という条件であれば、これがお勧め。
Coleman(コールマン) 寝袋 パフォーマー2/C15 モス [使用可能温度15度] 2000027260
ただ、本当に寒いときは、少々頼りなく思います。
その場合は、
コールマン 寝袋 パフォーマー/C5 ネイビー [使用可能温度0度] 2000016928
アマゾンで、レビューがありました。
車中泊のために購入しました。・・・最低気温0度予想の日の車中で、普通の服を着て潜り込めば、それほど寒さを感じることもなく眠れる…ってところでしょうか。値段を考えれば十分に満足できます。・・・収納の折りたたみが大変です。
車中泊で使う分ぐらいだと、この程度でも大丈夫そう。
しかも。このコールマンの寝袋のいいところは、同じものだと連結して使えるところ。
親子3人ぐらいだと、寝袋2つ連結で十分(しかも子供はポカポカしてるし。動くけど…)。
ですので、これを2つは用意しましょう。
マットは必需品!
シートをフルフラットにしても、普通の車はけっこうデコボコがあり、寝づらいもの。
あ、今度の新型フリード+(+までが正式名称。定員5名)、車中泊にもってこい!って記事を見つけました。
それはさておき、そうそう、マットの話。
マットは5cmぐらいの厚さの、家庭用寝具だと、どうしてもデコボコは吸収できません。
しかも、メチャクチャ嵩張る( ;∀;)
なので、これこそいいものを選びましょう。
条件は、
- 厚さ10cmは欲しい。
- やや硬めの弾力だが、硬すぎないこと(デコボコを吸収するため)
- 収納が便利で、嵩張らない。
こんな都合のいいものが、・・・
あるんだ!
車中泊用品を専門に扱っているところで。
コンパクトに収納できるけど、袋から出したら勝手に膨らむ(つまり、ひーひー言いながら空気を入れなくていいってこと)
しかも、厚さは10cm。こんないいのがあります。
写真はトヨタ ノアにマットを2枚敷いた状態で、これだと、ぐっすり寝れそうです。
車中泊釣行必須!!自然に膨らむ!オンリースタイル車中泊専用マット
ま、でもこれは結構値が張ります(^-^;
そこで、もう少し手頃な価格のものも2つご紹介します。
1 suv専用のエアーマット
WOPOW SUV車用ベッド エアーマット 車中泊ベッド
これでも十分体を休められそうです。
2 自動で膨らむ厚手ウレタン入りエアマット
こんな感じで、車の幅いっぱいに敷こうと思ったら2枚必要かもですが・・・
お値段は手頃ですね。
それに、何といっても自分で空気を入れる必要がありません。
これは楽です!
さらに収納するときは、こんなにコンパクトになりますよ。
とりあえず、以上3点、これは最低限用意した方がいいですよ。
車内でおいしいアツアツのコーヒーを飲みたい!
あとは好みで、ゲームを持っていったり、コーヒーをドリップで飲みたい人は、その準備をしておけばいい。
車内で家庭用の電化製品(電気ポットとか、コーヒーメーカーなど)を使いたいとき、これがあったら便利です。
ハイパワーのものなら、ホットプレートでBBQまでできてしまいます(くれぐれも車内ではしないように・・・)。
【音がしない】【排気ガスが出ない】【ガソリンいらない】電源システム!
これは、かなり値も張るので、必需品という訳ではありません。
スマホの充電なんかは、走っているときにカーバッテリーでできてしまうし。
DVDみたい~って子供が言い出すかもしれないので、タブレット型のPCをフル充電しておいて、動画をダウンロードしてみることもできます。
だから、本格的な電源はなくていいですよね。
なので、そこまで本格的に車中泊しないよ、という方にはお薦めしません。
でも、保温力抜群のポットがひとつあればうれしい!
ボクだったら、コーヒーをドリップで飲みたかったら、熱い湯を保温性のいいポットに入れて、マグカップと、一人分用のパック型のドリップコーヒーを車内に持ち込みます。
今は、ポットでもかなり保温性のいいのが出回っていますからね。
サーモス ステンレスポット 2.0L ステンレスブラウン THV-2001 SBW
何の変哲もない、ただの卓上ポットだけど、保温性はかなり良い。
これなら、車中泊にも簡単に持っていけるでしょ。
ひとつあれば重宝しますよ。
電池式のランタンも一つ欲しい!
冬に限りませんが、特に田舎の道の駅の駐車場なんかで車中泊すると、街灯もほとんどなくて、車内は真っ暗、こんな経験が、もしかしたらあるかもしれませんね。
室内灯はエンジンを切っていてもつきますが、バッテリーに負担がかかる。
寒い冬の早朝、バッテリーが上がってエンジンがかからない、これは非常事態です。
そこで、車内における電池式のランタンをひとつ用意しておきましょう。
車中泊の場所の下調べの方が大切
高速道路のSAはとてもサービスが充実してきました。
ちょっとおいしいコーヒーを飲みたい、と思ったら、今は自販機でドリップコーヒーまで買えます。
深夜まで営業しているフードコートもあります。
でも、さすがに24時間同じサービスが受けられるわけではありません。
せっかく言ったのに閉まってた!なんじゃ、こりゃ!などと逆切れせず、快適に車中泊を楽しむためにも、利用する場所の情報、店の営業時間など、調べられるところはちゃんと調べておきましょう。
下調べも含めて、旅行って楽しいものですからね。